バスに笑顔

島の生活の足といえば、バス。島を縦横無尽に走っていますが、周回バスだったりすると行き先だけ見てOKだと思っても、走り出すと反対に向かったりして慌てることがあります。周回するので、1時間くらいユラリと乗っていれば目的地には着きますが。

行き先はハッピースマイル

今日はバスのターミナルで、こんなバスを見つけました。ハッピースマイル☺です。仕事あがりのバスと運転手がいかにも嬉しそうです。

いろいろあっても、1日の終わりにこんなバスを見つけたら、誰でも幸せな気分になります。さー、帰ろうっと。

 

羊毛もろた

近所に気になる家がありました。

Valais Blacknose

甥っ子の情報では4頭の羊を飼っている、しかもただの羊ではなく、ドイツまでわざわざ車で引き取りに行って入手した稀有な羊。デンマークではなかなか見かけない羊。

見に行くと確かに見たことがない変な顔をしてます。夏の間、ずっと通りかかるたびに気になって仕方がありません。

先週末、甥っ子と一緒に、やっとご挨拶に伺いました。羊との念願のご対面。おっす。近くで見るとさらにいかつい体格で不細工な顔をしています。角も生えていて、体当たりされたら困りますが、シャイな羊軍は初対面の人間にお尻をフリフリ逃げ回るばかり。

この羊、スイス原産のValais Blacknoseという種類とのこと。毛並みはやや柔らかめ、やや長め。オイル分が多いのが特徴のようです。オーナーさんご自身も機械編みをなさるそうですが、糸紡ぎはやらないので、春先に毛刈りした後焼却処分するしかなかった羊毛はすべて私にくださいました。ヨーレレヒー。スイス原産だけに頭の中をヨーデルが響き渡りました。

洗ってしまうとオイル分が取れてしまうので、このまま紡ごうと思っています。めでたく糸になったら、まず甥っ子に手袋。それからオーナーさんに手袋。その後で甥っ子のガールフレンドに手袋。しばらく羊毛プロジェクトが続きそうです。

Rejnfan

 

 

その後、ブラブラしていたらこの夏ずっと探していたRejnfanの花を見つけました。どこにでも咲いている雑草だと思っていましたが、探すのをやめた途端、島のいろいろな場所で目にするようになりました。植物染めで使うと鮮やかな黄色になります。ドライフラワーにしておいて、冬場に煮出し作業をしてもよいそうです。

ウォーター・ケフィア登場

フィア菌の水耕栽培の始まりです。

ケフィア菌

は砂糖とレモンを栄養分にしてどんどん増え、発酵します。発酵が完了すると、砂糖は完全に消化され、水は微炭酸に変わります。水は漏斗で漉して、人間様がいただきます。フルーツの濃縮液で割ると炭酸ジュースの出来上がりです。菌には新しい水を加え、さらに砂糖とレモンを与えます。そうするとまたどんどん増えて、発酵してくれます。

特別鍋

 

ルーツ濃縮液は、デンマーク家庭で愛される飲み物で、通常ボトルに入ったものをスーパーマーケットで買います。味はさくらんぼ、クランベリー、ブルーベリー、ルバーブ、エルダーフラワーなど。

ちろん自家製でもできます。その時は、特別の鍋を使います。鍋は三段式になっていて、下位に沸騰したお湯、上位に果実を入れます。つまり、水蒸気でフルーツを蒸す構造になっているわけです。果実から出た濃縮液は中位の鍋に貯まります。中位の鍋には小さなチューブが取り付けてあって、そこから濃縮液を抽出できるようになっています。ここまで特化した鍋が必要になるほど、デンマーク人は濃縮液を取るのかどうかは別として、これはすごいです。

ミラベル

濃縮液

れまで私が試したのは、さくらんぼ、ミラベル(さくらんぼとプラムの間)、プラム。どれもジューシーで驚くほどの濃縮液が取れました。これからの季節はエルダーフラワーの実でジュースが取れます。

 

エルダーフラワーの木

スポーツ選手はロール・モデルか?

NIKEの広告より

NIKEが、アメリカのNFLプレーヤーであるColin Kaepernick選手をJust do itロゴ30周年の広告に採用して話題になっています。なぜなら、彼はプレー前の国歌斉唱の際に跪いて抵抗の意思を示すなどして、「アメリカ的でない」と避難されている人でもあるからです。一部では、NIKEの広告に嫌悪し、スニーカーを燃やすなど不買運動も起こっているようです。

実は、NIKEが物議を醸すスポーツ選手を広告に起用するのは初めてではありません。以前、バスケットのCharles Barkley選手はNIKEの広告で「I am not a role model」と言って、世のお父さん・お母さんを動揺させました。Barkley選手のメッセージは明解で、「ダンク・シュートができるからといって、それで子供の手本?おかしくないか」ということです。

このニュースを聞いていて、思わず頭に浮かんだのが、デンマークのサッカー選手、Nicklas Bendtner。若いころから、世界トップ級の実力と期待されてきましたが、素行の悪さやトレーニング不足などから、その持てる力を発揮することなく現在に至り、既に30歳。一時は英国プレミア・リーグのアーセナルで活躍もしましたが、現在はノルウェーのサッカー・リーグでプレーしています。

ベントナー(BTより)

デンマークのナショナル・チームで何度もプレーしているので、日本でもご存知の方も多いと思いますが、このBendtnerの人気のないことといったら、この上ありません。なぜなのでしょうか。探したらリスト(デンマーク語)が出てきました。2013年のリストなので、この後も悪行が続いたかもしれません。女たらし、スピード違反、泥酔、暴力、住居破壊。2012年のヨーロッパ選手権では企業名の入ったパンツを故意に見せて罰金と出場停止を受けました。

スピード違反で捕まったときに乗っていた車は、アストン・マーチン、アウディQ7、ポルシェ。走りたくなる気持ちも分かります。若いころに巨額のお金を手にして、嘱望された未来を駄目にしてしまったケースなのでしょう。

さて、このようなBendtnerがナショナルチームでプレーすることは許されないのでしょうか。スポーツ選手が子供達の憧れであり、規範たるべき存在である、との議論は理解できます。しかし、スポーツ選手も人間。彼らに、清廉潔癖で「デンマーク的」なロール・モデルを期待するのはどうなのか。私はスポーツ選手としての本業を全うして、デンマーク・チームをもう一度、ヨーロッパのチャンピオンにしてくれたら、それでいいのではと思ってしまいます。

ヨーグルト賛歌

 

ヨーグルト:発酵中と水切り中

スピ海ヨーグルトとのお付き合いも長いもので、もう10年を超えました。デンマークにも当然、お伴してもらいました。パートナーは自前のヨーグルトを何故か気味悪がって食べてくれませんが、私は一向に気にしません。

そのまま食べてよし、水切りしてリコッタチーズ風にしてもよし。

の水切りヨーグルトは特に優秀で、醸し出す風合いは、白和えそのもの。豆腐がなかなか手に入らない海外にあっては、感動ものです。

切りして出た水分はホエーと呼ばれるもので、栄養価が高く、これまた優れもの。パンを焼いてもよし。精製水で伸ばして化粧水にしてもよし。

もはやカスピ海ヨーグルトなしでは生きていけない私です。

 

ビニール袋パスタは最強

材料

スタが食べたくなるときは、奥薗壽子先生ご発案の「ずぼら手打ちパスタ」をやります。この方法の何がいいかというと、キッチンがほとんど汚れずに事が済むという点です。材料はすべてビニール袋に入れてしまいます。小麦粉、セモリナ粉、卵、塩、オリーブオイル。分量は適当です。個人的には塩が多めが好きです。

ニール袋を揉みほぐして中身に一体感が出たら、しばらく放置。そのうちにオイルと卵が粉に行きわたり、しっとりしてきます。

っとり感を確認したら、もう一度、揉み揉み。ずっとビニール袋に入れたままです。この時は、何度か折り込むようにして生地をひとまとめにします。そのまま、1時間ほど生地を寝かせます。

ビニール袋のまま伸ばす

地がまったりと黄色になって落ち着いた感じがになれば、ビニール袋のまま麺棒で伸ばします。それをハサミで四等分。1枚が一人分です。

冷凍保存の場合は、このまま冷凍庫へ。使うときには自然解凍するだけです。

そのまま切って保存

は、麺棒で薄く伸ばしてカットし、お湯でゆでるだけ。生麺なのでゆで時間は3-4分。

完成

 

 

 

回は冷凍しておいたミートソースに赤ワインと煮豆を加えました。豆は納豆づくりに失敗した大豆で、ほのかにイチジクの香りがします。パセリと香菜で匂い消ししました。

変な種ばっかり

外旅行の楽しみの一つはマーケットに行くこと。日本では見たことがないようなヘンテコな野菜や魚が売ってるとテンションがあがります。

ンマークでも野菜の種類はかなり日本と違います。根菜類が多く、ニンジンの兄弟のような野菜がごろごろしています。ジャガイモといい、寒い気候なので地中で育つ野菜がデンマーク本来の野菜なのでしょう。デンマーク人に言わせるとピーマンやナスは外来。スペインやポルトガルのように太陽がサンサンと照る国からやってきたようです。従って、デンマーク伝統料理ではピーマン、ナスはあまり登場しません。おのずと使用頻度が下がり、需給バランスからスーパーでの値段は高くなり、値段が高いので使用頻度が下がります。

ずれにしても、デンマークのスーパーでは日本固有の野菜はなかなか手に入りません。代表的なのがもやしです。これはすでに自宅での栽培に成功しました。これに気をよくして、入手困難な野菜は家庭菜園で育てることにしました。そこで手に入れた種がこちら。

変な種ばっかり

ッチな種がよくもデンマークで売っていたものです。シソ、花梨、ニラ、ゴーヤ、空まめ。確かに、デンマークのスーパーでこれらを見かけることはないとはいえ、我ながら渋い選択。シソは雑草みたいなもんで生えたら自然に増えそうですし、ニラも多年草でほとんど手間いらずだそうです。ゴーヤは日本のアパートに一人暮らしのときにベランダで育てたことがあるくらい簡単。

空まめはデンマーク語でheste(馬)まめ。そう言われれば豆の形が馬面です。馬面くんとざわざわ命名するくらいですから、デンマークでも育てている畑があるそうです。北欧の気候でも対応できそうです。

なると、一番難しそうなのは、花梨です。普通は苗木から育てるようです。そうすると発芽から苗木までの脆弱な期間をスキップできて、育成に成功する確率が上がるからです。私は敢えて種からの挑戦です。花梨は木になっても実をつけるまで5-10年かかるそうで、それなら種から育てても大差ないだろうと思ったからです。気長にいってみます。実がなったら、リカーに漬けて喉のうがい薬にするつもりです。それまで風邪をひきませんように。

チェストナッツの木

木屋さんはデンマークにもあります。季節ごとに花木は変わりますが、1月に行ったときに椿の苗木が売っていてびっくりしました。寒椿なのでしょう、北欧の冬も耐える品種とはすごいものです。danskehavnの庭の一部に生垣を植えたいと考えていて、パートナーの希望だと「常緑」で「剪定やら、手間のかからない」のがいいと言うので、椿ならいいじゃないかと思いました。椿だと冬に花が咲いて素敵です。ただし、この椿、お値段がとてもよい。さすがに生垣は種から育てるわけにもいかないので、今回の椿は見送りです。

コペンで盗難4回。

4回も財布を盗まれるのは、まぬけなのかもしれません。しかし、4回ともコペンハーゲン市内のある地域、Nørreport駅周辺で起こっています。数年前のことですが、注意喚起のために、それぞれのエピソードをまとめたいと思います。

Nørreport

1回目:こともあろうことに、コペンハーゲン聖母教会にて。暇つぶしに教会のコーラスに参加しているときに、荷物を教会の一室に置いたままにしていて被害に遭いました。リュックサックから財布だけ抜き取られた格好です。ブルーの横長のチョウの模様の好きな財布でした。

2回目:The Living Roomというおしゃれなカフェにて。冬の薄暗い日のことでした。まだ3時ごろだったと思いますが、外は真っ暗。カフェの中もロウソクの灯がユラユラ。ごちゃごちゃと並んだ、いろいろな形のテーブルや椅子を掻き分け、感じのいいコーナーに陣取りました。椅子の後ろにどっかとコートを置いて、その上にリュックサックを乗せました。これは恰好の標的。リュックサックごといかれました。まだ買ったばかりの携帯電話も、一切合切なくしました。

3回目:これは確かにまぬけでした。Nørreport駅からすぐの植物園でぶらぶら散歩していました。お天気も良く、空を見たり花を見たり、鼻歌交じりで暢気に歩いていたのでしょう。気づいた時は、リュックサックの上ぶたのファスナーが全開、中に入れていた財布がなくなっていました。ブルーの財布をなくしてから、ルームメートがくれた地味な黒の折りたたみ財布でした。この財布は翌日、植物園のごみ箱から見つかりました。現金はほとんど入っておらず、大学のコピーカードだけ入れた財布でしたが、コピーカードはそのまま入っていたので、被害はほとんどありませんでした。

4回目:もっとも犯罪色の強い盗難でした。その時、私は両手にバッグを持ち、肩掛けのポシェットをしていました。駅で切符を購入し、地下鉄のエスカレーターに乗って、地下3階まで降りようとしているときでした。突然、一人の若者がバッグを持ってあげる、とつきまとってきました。いらない、と断ったにも関わらず、しつこくバッグを掴み放しません。エスカレータは一人立ってるのがやっとの幅で、前にも後ろにも行けません。プラットフォームに着いた瞬間、彼はぱっといなくなってしまいました。電車に乗ってから、ポシェットのファスナーが開いていることに気づき、中を探すと財布が消えていました。おそらく、バッグに気を取られているうちに、後ろから他の誰かが取ったのでしょう。ひどい話です。

いずれも交番に届けましたが、ハンサムな警察官は「たぶん、何も見つからない」というだけ。最近はNørreport駅に警備員が立ってるので、だいぶ盗難件数も減ったかもしれません。

お、デンマークの鉄道は改札口がないので、自己責任で切符を購入します。切符は抜き打ちで検査されます。検査に当たる確率はざっくりいって10%以下ですが、検査のときに切符を持っていないと高額の罰金が課されます。私は、発車寸前だった電車に思わず飛び乗り、切符の購入を忘れたことがあります。その時に抜き打ち検査にあって700kr(1万2千円)の罰金を命ぜられました。くれぐれもご注意ください。

日照り続きで染めはお休み

めたいけれど染めができません。日照り続きの夏だったからです。

染料液を取るためには、植物を大鍋でグラグラと長時間、煮込む必要があります。私はこの煮込み工程にかかるコストを最小化するため、庭で廃材を燃やすことに決めました。廃材はごろりと横たわり、大鍋は蚤の市で10kr(170円)で購入し、染めに使う植物の採取は着々と進み、それなりになんとなく準備は揃いました。焚き火用のストーブ台は直径80㎝はありそうな大物で、その上に乗せる金網がないので、親戚に頼んで作ってもらう手立てをしました。

        廃材

ころが、デンマークの今年の夏は、日照り続き。畑も庭もカラカラに乾き、芝生も雑草もカサカサと音を立てるほど。政府は「焚き火禁止令」を敢行し、島では夏の間ずっと焚き火はおろか、バーベキューもできないことになってしまいました。スウェーデンで森林火災がありましたが、いったん火の手が上がると、なかなか鎮火できないものです。火災は恐ろしいものです。

焚き火用のストーブ

って、庭の焚き火で大鍋をグラグラ、というプロジェクトも延期せざるを得ません。廃材はごろりと横たわったまま。大鍋はいまだに活躍の時を見ず。焚き火用のストーブも庭の隅でじっと待機中。植物は冷凍庫に入れて保存。金網のおじさんだけが、図面で打ち合わせをしなきゃと張り切ってくれています。

どんぐり

になり、最近しとしとと雨が降るようになりました。「焚き火禁止令」は解除されたかもしれません。それなのに染めようとしないのは、単に私の怠慢です。

Tagrør 蘆

お、染めに使う植物は国によって異なるようです。アメリカの植物染めの本を購入してしまいましたが、西部劇に出てきそうな北米の草は、デンマークでは手に入りません。デンマークで使う植物の情報は主にインスタグラムで収集しています。日々フィードされる草の写真で季節の移り変わりを知ることができて、なかなか風情があります。7月下旬から徐々にTagrørという蘆の一種が登場し始め、それと同時期にrejnfanというタンジーの黄色い花がお目見えしました。8月に入り、クルミを採取した、という報告があがり、「どんぐりも今いける」という情報もありました。藍染めも今頃なのでしょうか。この前の週末、藍染めをしたけれど人手が足りず困ったという投稿がありました。

湿地帯の蘆

の行動範囲は極めて限られており、rejnfanを探し求めて歩いていますが、採取に至りません。中部の民家の軒先に生えているのを確認したのみです。Tagrørは水辺に生育とのことで、海辺の散歩途上に見つけました。島の公有地なので採取決行は夜と決め、家に戻ったら、danskehavnの裏の草原の湿地帯にも生えていました。でも、もうシーズンは終わりです。rejnfanはドライフラワーにしておけば、冬に染めの煮出しができて、そのとき得も言われぬ香りが漂って夏を思い出す、と書いている人がいました。ぜひ、来年はそれをやってみたいものです。hyggeの仕方もいろいろありますが、ある人は大鍋で染料をグラグラ煮出す工程を「魔女hygge」と呼んでいました。秋から冬にかけて、ニヤニヤしながら鍋を掻き回す姿は確かに、少し不気味かもしれません。

島に渡った最初のデンマーク人は?

ーンホルム島で車を走らせていると、畑の真ん中にぼこりと突き出した小山に気が付きます。一つや二つではありません。結構な数あります。danskehavnの近所にもあります。ただし、規則性もなければ、統一性もありません。何でしょう?

こんもり小山

の間、小麦畑が休耕しているときに、だだっ広い畑をうつむき加減に歩きさまよっている人を見かけます。どうも車で遠くからわざわざこの畑まで来ている様子です。何でしょう?

道路標識に紛れて、史跡名勝のマークをときどき見かけます。といっても、観光客が訪れる様子もなく、人の家の裏庭のような所にもそのマークがあります。入って行ってみると、確かにそれらしい石が数個。何でしょう?

えはありました。ボーンホルム島には歴史があったのです。私は、てっきり7世紀あたりに、本土からデンマーク人が、無人島だったボーンホルムに移住したものと勝手に思い込んでいましたが、実は違いました。ボーンホルムには石器時代があり、青銅器時代があり、鉄器時代があったのです。その当時、本土と島で、海路での行き来があったとは思えないので、ボーンホルムは独自の文化を持っていたことになります。つまり、小山は石器時代の古墳。畑を散策しているのはアマチュアの考古学者。史跡名勝は意味不明なものも含めて、何かしらの遺跡。

ボーンホルム博物館のしおりから

器時代の島のデンマーク人というのは、どのような人間だったのでしょうか。金髪だったのか、碧眼だったのか。弥生時代の日本人と同じように、竪穴式住居で木の実を食べていたのでしょうか。以前、東京の国立科学博物館で「ラスコー クロマニョン人が残した洞窟壁画」の宣伝ポスターに描かれた原始人が、あまりに近代的なのに違和感を覚えましたが、石器時代の島のデンマーク人にも原始的なイメージが湧きません。

ボーンホルム博物館のしおり

ーンホルムにある博物館に行くと、建物の3分の1ほど費やして、石器時代から鉄器時代までの展示をしてあります。中には、島で発掘されたという原始人の白骨もあります。薄暗い展示室のなかで、白骨の横に立つとセンサーが作動して、白骨のナレーションンが話しかけてきます。案外、明るい感じの中年男性で、フレンドリーな語り口についつい笑いがこぼれます。ちなみに、この白骨は1m70cmはあろうかという大男です。石器時代から大きい人種だったことが伺われます。

なお、この発掘にあたってはデンマークの王女様(当時)も参加されたほどの国家的プロジェクトだったそうです(その時の様子はこちら)。発掘された現場はdanskehavnの3軒隣り。何千年も昔ですが、この辺りで彼らは何をしていたのでしょう。今の私と同じように、暇な時は空を見上げたり、つらい時に海に行ってみたり、そんなことをしていたでしょうか。

らにとっては、当時このボーンホルムだけが世界のすべてで、デンマークの本土など知らずに一生過ごしたことになります。おそらく氷河期に、本土と島とにそれぞれ分かれたのだと思いますが、同じデンマーク人のルーツを持つといえるのでしょうか。島に渡った最初のデンマーク人は誰なのか、興味は尽きません。