デンマーク版たこ焼き

がどう見たって、これはたこ焼きなのです。

しかし違います。れっきとしたデンマークの冬のお菓子、「エーブルスキーバ」(Æbleskiver)です。寒い冬の日にホットワイン(Gløgg)と食べると心もほかほか。丸くて甘いケーキ。粉砂糖を振っていただきます。ベビーカステラかというと、ベビーカステラとも味付けが異なり、これはやはりデンマークの味としかいいようがありません。決め手はカルダモンです。

料はこちら(参照:”The Scandinavian Cookbook”の一部を天然酵母に改変)

天然酵母 80g
ぬるくした牛乳 400ml
小麦粉 275g
小さじ1
カルダモン 小さじ1+1/2
バニラ 少々
砂糖 大さじ1
2個
バター 鉄板で焼くときに使用
※トッピングは粉砂糖とラズベリージャム

本的に混ぜてしばらく放置(3-4時間)して、発酵を待つだけで生地はできます。ただし、卵は黄身と白身に分け、卵白は泡立ててから最後に生地にさっくりと混ぜ合わせます。後はたこ焼きと同じ要領で焼きます。

70歳のおばあさんはたこ焼き器を4つも持っていて、12月は4つフル稼働とのこと。その一方で、デンマークでは冷凍ものも売られていて、家庭で焼く機会も減ったと聞きました。ワーキング・マザーの知人に聞くと「忙しくて焼いている時間がない」。

は大阪に住んでいるとき、たこ焼きが趣味だったので、食べるのも焼くのも大好き。その技を生かして、くるくると器用にエーブルスキーバを焼くと、デンマーク人は皆驚きます。私は、中国の冷凍たこ焼き工場の一角には、きっと「デンマーク用」と称したラインがあって、そこだけタコなしのケーキを焼いているんだろうと睨んでいます。大阪のたこ焼きもデンマークのお菓子も、一緒くたに工場生産されているとしたら、これぞグローバル化の快挙といえるでしょう。