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世界一幸せなアルパカ見つけた♥

で見つけたアルパカおじさん(本名はハンス)が、毛刈りに招待してくれました。ハンスはデンマーク人には珍しく、「ガハハおじさん」系。会った瞬間からこれは気が合いそうな気配!

内されて納屋に行ってみると、いるわいるわ、アルパカ。去年生まれたベイビーアルパカもいます。その可愛さたるや、もう言葉にならないくらいです。アルパカはみんな好奇心旺盛だそうで、すぐにこっちに寄ってきて鼻をすりつけて挨拶しようとしてきます。お眼目がまっすぐにこっちを見つめています。ひーん、可愛いよー。鳴き声も「ひーん、ひーん」とかすり鳴くような甘え声。家族愛がすごく強くて、賢く、ニュージーランドなどでは狼の警戒用に飼育されるのだそうです。なんで、そもそもハンスがアルパカを飼うに至ったかというと、「TVでニュージーランドで飼っているアルパカが放送されていて、それ見てあまりの可愛さに妻と決めた」んだそうです。とはいっても、ハンスの家には犬、小鳥、うさぎ、伝書鳩、鶏、馬が住む動物園。これに昔は留学生も受け入れていたというのですから、もはや、どんな動物であろうと、驚くに値しません。

日は3頭のアルパカの毛刈りです。私はそのうち半分を譲り受けることになっています。Nugat (茶色、8歳)とSkum Fidus(白、4歳)は毛刈りの経験あり。3頭目(2歳)は初めて。名前はハンスも奥さんも忘れちゃったそうです。毛を刈るのはプロ、島の北部にある羊毛家のポール・ヨァン。彼のところ(Nordvang)には、一度仕事がないか問合せをしたことがあって、私のことを覚えていました。島は狭いな。

Skum Fidusとアルパカご夫妻

NugatとSkum Fidusの毛刈りが始まります。電動のバリカンでポール・ヨァンが器用に毛を刈っていきます。アルパカは切なそうに「ひーん、ひーん」と鳴きますが、奥さんが優しく側で見守ってあげて「よしよし」と声を掛けています。みるみるうちに毛が刈り取られていきます。

驚いたことにアルパカの胴体のほとんどは毛。刈られた後は、鶏ガラみたいに細った体が出てきました。なんか別の動物みたいです。奥さんは髪型を気にしているようで、ポール・ヨァンに「ここ…ちょっと…切ってくれる?」。確かに髪型でアルパカの印象がまったく違ってきます。ぼさぼさのヒッピー風だったのが、かしこまったお坊ちゃま風に変貌しました。もう、何もかもがおかしくて、私は笑いが止まりません。毛を刈り終えたSkum Fidusがこちら。ひょろーっとして、ちょっと病気みたいに見えます。私は側でゲラゲラ笑っています。毛刈りを終えて、家族の元へ戻ると、心配していた皆が寄ってきて、鼻をスリスリ。まるで「お帰りー。大丈夫だった?」とでも話しているようです。

て、お次は今回の毛刈りが初めてとなる名無し君。もう最初から怖がって、尻込みしています。なかなか床屋さんに行こうとしません。ひーんひーん。ハンスが無理やり引っ張ると後ろ足でパカリと蹴りを入れてくる始末。毛刈りをしている間、足腰が立たないくらいおびえてしまって、へたり込んでいます。これにはポール・ヨァンも閉口しています。ひーんひーん。首をフリフリ、目で必死に訴えてきます。そのうち、唾をぺっぺっと吐きだしました。これはアルパカの攻撃術です。その唾がとてつもなく臭いからです。首はフル、唾は吐く。ハンス、ポール・ヨァンだけでなく、奥さんも私も唾にまみれます。私はおかしくてたまらずまだゲラゲラ笑っています。ひーん、ひーん。ぺっぺっ。ひーん、ひーん。ぺっぺっ。3人掛かりでなんとか取り押さえ、名無し君の毛刈りも終わりました。扉を開くと、一目散に家族の元に帰り、「ひーん、ひーん」。何とも愛くるしい姿です。それからハンスは一家を納屋から出してあげました。広がるのは大きな大きな庭。アルパカ一家が出てくると、馬が駆け寄ってきます。「あいつはね、アルパカと友達なんだよ。何で自分はアルパカとちょっと違うんだろうなって、思ってるけどね」。こんな幸せなアルパカが世の中にいるでしょうか。ハンスと奥さんの大きな愛に育まれ、ボーンホルム島の青い空の下、家族で仲良く暮らしています。ちなみにNugat、Skum Fidusの他、Moccaがいます。ヌガーとモカはチョコレート色なのでチョコレートの名前です。Skum Fidusはデンマーク語でマシュマロの意味です。これは白いからです。

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