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おいしさの秘密。そのまた秘密

ンマークではクリスマスが近づくとクッキーを焼きます。バターたっぷりでさくさくのクッキーは、これまで食べた日本のどのクッキーよりもおいしいほど。その秘密はというと、バターにあります。

ちらがデンマークが世界に誇る、Lurpakのバターです。今週はどのスーパーマーケットもバターの安売りを全面に打ち出していて、普段は250g入りで24kr(410円)のものが、激安になっています。

10kr(170円)から、9kr(155円)、8kr(137円)まで!8krはこれまで確認した中で最安値です。

は、日本に帰るときはいつもLurpakを空港でまとめ買いして、お土産にしています。いつぞや、ある天然酵母のパン屋さんに持って行ったところ、「Lurpak!まさか手に入るとは!」といって大感激されました。日本でも買えないことはないようですが、関税諸々のため、デンマークで400円のバターが日本では2,000円くらいになってしまうらしいです。

製品には輸入関税がかかることは知っていましたが、どうもそれだけではないようです。独立行政法人「農畜産業振興機構」という名の団体が輸入バターを一手に買占め、マークアップという価格を上乗せした後で、輸入業者に買い取らせる、という仕組みがあって、その影響が強いようなのです。それで400円が2,000円。私が140円で手にできるこのおいしいバターが2,000円。

本人の勤勉さ、精密さはお菓子作りにおいてもいかんなく発揮されていると思います。デパ地下でキラキラ輝くお菓子。おいしい。おいしいけれど、どうしてもデンマークの手作りのクッキーにかなわない。それはバターが違うから。やはり、どこまでいっても素材が一番、技術は二番だと私は思っています。バターの輸入自由化でデンマークのLurpakが使われるようになったら、日本のお菓子は格段にレベルアップすることでしょう。

れにしても、ではなぜ、日本のバターはおいしくないのか。独立行政法人「農畜産業振興機構」によって自由競争が阻害されているとしたら、本末転倒だと言わざるを得ません。