CopenHillの野望

CopenHillと聞いて、最初はCopenHellなのかと思ったのです。CopenHellは毎年コペンハーゲンで開催されているヘビメタのロック・フェスティバル。ではCopenHillは?どうもコペンハーゲン近郊のAmager島で建設中の人工スキー場のようです。デザイン写真はおどろおどろしいもので、Amager島の未開発地域に突如、魔の山が現れたかのようです。今年のクリスマスにオープン予定で鋭意建設中とのこと。

CopenHill案 (Magasinet KBHより)

の食指が動いたのは、次の瞬間。このCopenHill、スキーのスロープの反対側にあたる絶壁をクライミング・ウォールにするというのです。なんでも、世界最大のウォールになるとのこと。それは妙案!久しぶりに、デンマーク人なかなかいい事考える、と膝を打ちました。

 

ころが、喜びもここまで。どうも、建設費はうなぎ登り、建設責任者は何人も首になり、オープンに間に合うのは一部のみ。CopenHillのホームページも行ってみましたが、現場の混乱がひしひしと伝わってくるような様態で、クライミング・ウォールの「ク」の字も出てきません。大丈夫なのか心配になります。完成してみたら、ウォールは5mほど…などでないことを祈ります。

なお、建設地はこちら。かの有名なNomaのレストランの近くです。

は1991年にAmager島に住みましたが、当時は「うんこ島」と呼ばれるほど田舎くさかったことを思い出します。今も島には未開拓の土地が多くありますが、ここ数年で急激にマンションなどの開発が進み、驚いています。この新しいプロジェクトで北東部がファッショナブルに変貌を遂げるのか、それとも絵に描いた餅で終わるのか、しばらく注目したいと思います。

お、余談になりますが、Amager島にはDen Blå Planet(青い地球)という名のおしゃれな水族館があります。うたい文句は「北ヨーロッパ最大」。これが曲者。確かに大きなガラス張りタンクはありますが、肝心のお魚さんが少し寂しい状態。日本が世界一を目指して、必死で汗水垂らしているのに比べると、緩やかなゴール設定です。私の住んでいるボーンホルム島はさらに緩やか。「世界一小さい競馬場」があります。私の大好きな場所ですが、確かに小さい!ハンディキャップ戦で、競走馬とともにポニーが参戦し、競馬場の半周ほどのハンデをもらって走ったときには度肝を抜かれました。