コロナに見る優先度付け

3月26日付のブログで書いたデンマークのコロナ状況では、回復者がなぜずっと1名なのかと不思議に思っていました。昨日のニュースで、これまで回復したかどうか、テストを実施していなかったということが分かりました。そのため、テストが開始された4月1日付で回復者が一気に800人以上増えました。

出典:Worldmeters

れまでテストしていなかったのは、テスト・キットの数が限られていたためです。制約下にあって優先的に物事を進めるうえで、取捨選択せざるを得ないのはしごくまっとうなことだと理解しています。だから、私はデンマーク政府の方針に賛成です。今に至ってテストを始めたのは、おそらく、テスト・キットの供給の目途がたったか、何か他に簡便に行うテストが見つかったかのどちらかだと思います。

日のBBCのニュースでは、イギリスでは、政府主導のもと、「すでに免疫のある人を検出すべきテスト方法」を開発中だと言っていました。これも、もっともです。早期から集団免疫を唱えていたジョンソン首相は、一時的な甚大な被害は避けられないものとして、次善策として免疫獲得者による早期、社会復帰・経済再建というプランを着実に実行しているのだと思います。

界各国が手探りでコロナ対策に打ち出している今、いろいろ思惑はあるのでしょうが、日本人に見受けられる「全件」検査系の考え方はとても非合理で非効率だと思います。物的資源も人的資源も有限である状況下にあっては、どこに資源を投下すべきかの優先度づけがもっとも重要といえます。その際、やむを得ず目をつぶる部分があっても仕方がないのです。これを統計的と呼ぶのか、なんというのか私には分かりませんが、残業をしながら100%詳細まで確実に仕事をこなす日本人と、75%くらいの重要事項を確実に潰したらさっさと定時で家路につく西欧人との違いがここにも表れている気がしてなりません。

 

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