走るマニュアル。幸せ度No.1の秘密…

レビもねぇ、ラジオもねぇ。レーザーディスクはなにものだ?と歌われた村は実在するのでしょうか。その後、発展したのでしょうか。

ボーンホルム島では、若干、事情は違いますが、カラオケねぇ、コンビニがねぇ、電気自動車なにものだ?くらいのレベルであると言っても、そう過言ではないと思います。そもそもデンマーク本土でもカラオケねぇ、コンビニあんましねぇ、自動車ほとんどマニュアルだ、の世界です。カラオケやコンビニはなくても、私は構わないのです。でも車がマニュアルなのには、閉口しています。電気自動車、自動運転の時代に、デンマーク人はマニュアル。ひたすらマニュアル。老若男女です。

ンマークは高税金で有名です。消費税が25%。車を購入すると、320万円までは85%、それ以上の高級車には150%の登録税がかかります。つまり、例えばスバルのインプレッサ 2.0Activeはデンマークで638万円(税込み)もします。完全にスペックは同じではありませんが、インプレッサi-L Eyesightを日本で買うと240万円(税込み)です。当然、オートマ車はマニュアル車よりも高級です。電気自動車はもっと高級です。

デンマークというと平等な社会のイメージがありますが、それも「車の所有」という次元まで。マニュアル車の所有が平均的で、それ以上の高級スペックを求めると、「持つ者と持たざる者の差」は日本よりもはるかに大きくなると思います。私はこれが北欧的な幸せの秘密だと思っています。

ンマークでは各人が高級スペックを求めて努力するのではなく、皆と平均的に同質な満足度を得ている限り「幸せ」。つまり、デンマーク人の幸せ度とは、絶対的な幸せではなく相対的なものだということです。それは、必ずしも物質的な豊かさや技術的な発展を表すものではありません。となると、当然、彼らが気にしているのは、他の人が何を持っているかという点であり、世界一美しい家具とか世界一速い車とか、六本木ヒルズとか、お金持ちの旦那様とかは、あんまり興味がないのです。換言すれば、デンマーク人の志向は、極めて横並び。誰か突出したものを持っているとそれはひどいやっかみの対象になりえます。IKEAの家具の人気もここにあると私は踏んでいます。

社会学的にいえば、社会主義の思想なのでしょう。すべからく皆、平等にマニュアル車に乗る、これよろし。

んなわけで、今日も私はヒイコラいいながら、クラッチを踏み、ギアをチェンジし、いつクラッチを離していいのか左足をブラブラさせながら、なんとなく運転しています。今のところ、村の中心地までの5㎞のドライブです。早く、皆でオートマに乗る日を夢見ています。