う~~ デンマーク語の発音

学校で英語を初めて習い始めたとき、先生が「発音が一番大切だ」と言って、教科書のカセットテープを聞いて復習することを勧めてくれました。高校に入って、やはり友達が「発音が一番大切だ」と言って、フォニックスの本を勧めてくれました。どちらも本当に実践してよかったと、ずっと思っています。

クセントはあってもいいし、RとLの発音がごっちゃになってしまったって、英語は通じます。肝心なのは、母音(A E I O U)を正確に発音することだと私は思っています。これが日本語読みだと、なかなか伝わらず、しゃべるのが苦になります。不思議なことに、発音できないと、聞き取りも思うようにできません。

デンマーク語の場合、母音が多いのでさらに難しくなります。A E I O Uに加え、Y Å Æ Øというのが出てきます。さらに、これらを強く発音したり、弱く発音したりするので、母音の発音だけでも20音あると言われています。日本語読みではまったく通用しません。これまで使ったことのない音を出す、という心意気で発音します。

日、学校で教えてもらったデンマーク語のフォニックスのサイトは恐ろしいほどマニアックで、発音の辞書がついていました。先生曰はく「これをずっと聞いていると気が狂いそうになるので、せいぜい15分くらいにしたほうがいい。でも、時々思い出したように聞くと、発音の違いが聞き取れるようになってくる」。

デンマーク語は表記したままを読むと間違っていることもあります。発音しないHやG、Dなどがあるからです。そのため、全然違うように表記されていても、発音すると同じになる言葉がいくつもあります。RØRENE (名詞:管の複数形、定冠詞)と RØRENDE(形容詞:感動的な)がその例です。

前、バスの中で6歳と3歳くらいの姉妹が、言葉の発音をめぐってやりとりをしていました。お姉さんが妹の発音を「違う、違う」といって直しています。妹はお姉さんの言う通りに繰り返しますが、また「違う、違う」と指摘を受けています。私は必死にお姉さんの発音に聞き耳を立てますが、何がどう違うのか全く分かりません。それくらい、言語とは奥が深いものです。

私が今日、受けた指摘はUの発音。日本語で「うー」と唸ってみたところ、「違う、違う」。「Uー?」「違う、違う」「Uーー?」「違う、違う」。もっと低いところから出して、と先生がいうので、顔ばかり下に向いて「Uーーー」。先生も懲りずに、「じゃあ、Oと言ってみて、そのままの口でUは?」「Oーーー、Uーーー」。これが正解だそうです。私にはどれも同じ。

デンマークは寒いので、口をあまり開かずに効率的にコミュニケーション取る術を身に着けたんだと思っています。すごい技です。デンマーク人で日本語を勉強している人に聞くと、日本語の発音や文法はものすごく簡単だと言います。漢字は難しそうですが、皆、だいたい嬉しそうに漢字の練習をしています。

終的には、語学は楽しみながらやらないと、上達しないと思っています。毎日、少しづつ分かる単語が増えて、読めるものが増えてくると加速的に楽しくなってきます。日本の受験という制度では、学ぶことの本来の楽しさが失われてしまうことが、とても残念です。「知らないことを知りたい」と思う好奇心を、子供も大人も忘れないで欲しいと願うばかりです。U-----