住宅について <ルームシェア>

 

ペンハーゲンで一人暮らし用の適当なアパートを見つけることは至難の業だと思います。私が10年前、大学院に留学した時の経験をご紹介したいと思います。

賃は3,000kr(約5万円)、バスで大学まで25分のところに住んでいました。ルームシェアです。シェアメートは60歳のデンマーク人女性で、アパートは2LDKでした。私の部屋にはドアが二つ付いていて、玄関とバスルームへ繋がっていました。バスルームとキッチンは共有ですが、必要がなければお互いに顔を合わせないで済む、ユニークな間取りでした。

に取り決めはなく、

  • 冷蔵庫は棚ごとに分けて、人の食材には手を出さないこと
  • 共有部の掃除は気が付いたらする
  • 友達が来るときは、あらかじめ了承を取っておく

の三つくらいがルールでした。

のルームメートを見つけたのはDen Blå Aviseというオークション・サイトです。物件が出てすぐに申し込み、すでに他に2人先行者がいましたが、シェアメートが全員と会ってから、私を選んでくれました。今、考えるととてもラッキーでした。

ンマークに留学する前、コペンハーゲンの家探しは難渋を極めました。大学が提供するドミトリー(寮)は、私の入学が決まった時点で満杯。日本にいながら、自分で住む所を探さねばならなかったのです。その時はDen Blå Aviseを知らなかったので、Craig’s Listというグローバルなサイトを使って、相手と交渉していました。部屋も立地も家賃も、望み通りでしたが、本人に会って鍵を渡してもらう前に、前払金を払わねばならず、一抹の不安がよぎりました。しつこく調べた結果、「詐欺」だということが分かり、デンマークへ出発する直前に「家なし」状態になりました。あの時ほど、人生で焦ったことはありません。2週間ホテルを予約して、いざとなれば、大学のキャンパスにテントを張るつもりで出発しました。Den Blå Aviseのおかげで、到着後4日目にルームメートが見つかり、なんとか事なきを得えたものの、あれは本当に綱渡りでした。とはいえ、Den Blå Aviseも安全とは言い切れません。留学するのであれば、大学が紹介してくれる寮を絶対お勧めします。

お、ルームメートとの生活も簡単ではありません。私は何度も、家を出ようと思いました。喧嘩もしました。彼女の家族が楽しそうに食事をしている時、私は自室にこもって寂しい思いをしたり、鍋を空だきして危うくボヤを出しかけたこともありました。でも、風邪をひいているときは食事を作ってくれたり(その逆もあり)、悩みの相談に乗ってもらったり、二人で恋愛談に花を咲かせたり、楽しい思い出もいっぱいあります。今でも、大切な友達です。

 

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