介護ヘルパー学校:国語の授業

 

日の授業はデンマーク語(つまりデンマーク人の生徒にとって「国語」)の時間でした。テーマは「クオリティー・オブ・ライフ」と「五感」。これが、どう老人介護と結びつくのでしょうか。

ず、私達35名の介護ヘルパー学校1年生(基礎講座)は、9時に一同集まってZoom。今日と明日の2日間は二人で一組のチームワークとのことで、まずペアの発表です。私の相手はBirthe(推定58歳)、まじめで優しい人でよかった!

最初のお題は「自分にとってクオリティー・オブ・ライフを実現するのに大切なもの、5つ挙げよ。そしてペアで話し合って、同意する5つにまとめよ」。以下、私が挙げた5つ。

 

情(Kærelighed)、コミュニケーション(Kommunikation)、我が家(Bolig)、新鮮な空気(Frisk Luft)、趣味/友達(Hobby/Venner)です。ここから出発して、Birtheと話し合い、二人でクオリティ・ライフに欠かせないものとして、愛情、家族、自然、思い出、コミュニケーションの5つに落ち着きました。

11時にZoomの招集がかかり、次なるお題が出されました。「1時間、散歩せよ。五感を使って、気づいたことをメモに書きだし、チームで話し合いなさい。五感を使った活動はどのように感じましたか?」。私はいつものコースに出発。桜や小川、林の小道を辿って、海にでます。気温はまだ肌寒いくらい。気のせいか、いつもより匂いが濃いように感じます。地面を踏みしめる音や感触。出会った人々。花の色。鳥の鳴き声。潮の香り。いろんなことをメモします。家に戻ってからBirtheと話すと、Birtheは散歩の途上でクラスメートのChristerと出会って、一緒に歩いたとのこと。彼女も少し興奮気味に、メモしたことを話してくれます。二人で「五感」について報告しあっているうちに、いろんな気づきがありました。例えば、

  • 気分は天候に左右される。お日様が照っていると、それだけで気分が明るくなる。
  • 五感を意識して行動すると、楽しくなって好奇心が湧いてくる。
  • 自分への肯定感、楽観的な気持ち、満足度が増す。
  • 同じ散歩でも、一人と二人では感じが違う。一人だと静かに観察しながら歩くが、二人だと見たものや聞こえたものについて話が弾む。

あ、そうだ。私は、自分が感じたものを誰かと共有したかったんだ。食べている時は、「おいしい」「まずい」と感想を言い合う。花を見たら、色や匂いについてコメントする。そんな、自分が感じ取った小さな感覚を誰かと共有することによって、人は肯定感や達成感を得て、幸せやクオリティー・オブ・ライフを感じるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

1時半に再度、Zoomで招集がかかり、明日への宿題が申し渡されました。「今日、考えたこと、見たことを元に、詩を作りなさい。これもチームで行いなさい」。私はBirtheと話し合った結果、とりあえず、一作は個人で書くことにしました。私は、もし自分が年を取って、パートナーと死別したらどんな思いをするだろうか、という想像の世界で詩を書いてみました。駄作ですが、次のブログでお披露目します。さあて、続きは明日。どんな授業になるのか楽しみです。

護ヘルパーの学校でいったい3年以上も何を習うのだろうと、最初はいぶかっていましたが、年を老いてゆくことや人生、尊厳など、さまざまなことを勉強していることに気づく今日この頃です。

 

 

 

 

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