ごちそうさま。この間はどーも。

たり前ながら、デンマーク語と日本語はまったく言語です。

それに比べると、西洋言語はやはり共通する点が多いようです。特に、デンマーク語と英語は割と似てると思います。イギリス人が、デンマーク語で何と言うか分からないときは、わざと口ごもりながらもぐもぐ英語で言ってみると通じる時があると笑っていました。また、デンマーク人がオランダの田舎を旅行中、英語もドイツ語も通じずに困り果てた結果、デンマーク語を思いっきりゆっくり喋ってみたら通じた、という話も聞きました。

れでも英語の直訳では違和感があるデンマーク語もあります。例えば、cozy。「居心地がいい」という意味ですが、これをデンマーク語にするとhyggeになります。ところが、デンマーク人に言わせるとcozyはcozyだけれども、なんかちょっと違う、というのです。デンマーク人にとってhyggeは単に居心地がいいだけでなく、それをとりまく雰囲気や一緒にいる人などを含む大切な概念だというのです。クリスマスのhygge、午後のお茶でhygge、おじいちゃんとhygge。hyggeなカフェ、hyggeな会話。

hyggeは日本語にも訳しにくいですが、おそらく日本人にとっては温泉がhygge、こたつでみかんがhygge。熱燗でさしつさされつ、hyggeな時間…という感覚が一番しっくりくると思います。

そういう意味では、他にも、英語にはなりにくいけれど、日本語には訳せるデンマーク語があります。「ごちそうさま」です。Tak for mad(直訳はお食事ありがとうございました)。必ず食後に言います。「この前はどーも」はTak for sidst(直訳もこの前はどーも)。よー、この前はどーも、どーも。その後調子どう?といった感じで会話が始まります。久しぶりに会って何を話したらいいか分からないときは、とりあえず「どーも、どーも」と言っておくと、それらしくなります。どちらも日本人にとっては、あるとありがたい言葉です。

れを書いていて思い出しましたが、スロベニア語と日本語で、発音も意味もまったく同一の単語があるそうです。ニワ=庭。ババ=婆。もう一つありましたが、忘れてしまいました。