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テキスタイル展覧会

2019年5月16日から29日にかけて、島にある美術館(Gudhjem Museum) にて「島民による島民のためのテキスタイル展覧会」が開かれました。参加したのは、我が羊毛愛好会の他、編み物クラブ、織物クラブ(Gudhjem支部)、パッチワーククラブの4つです。

紡ぎ組・組長アンさんの作品

加メンバーの主体は70歳以上と思われるおばあちゃん達。その作品がずらり。どれもこれも素敵すぎて、見ていてため息がでます。特に織物が圧巻でした。色もデザインも、なにもかも素敵。全部欲しいくらいです。

どれも素敵!

販売すると美術館に10%納入しなければならないので、当日の販売はなしでしたが、個人的に連絡を取って売買も可能とのことでした。なお、織物クラブの有志が集って毎年一度、販売会も行われています。会場はペダスカー村にある風車小屋。私は昨年、たまたま立ち寄ったのですが、その時は織りに関心がなかったので、値札を確認してばかりでした。

りメンバーの人に話を聞くと、どなたも40年以上の経験者。家に2-3台の織り機を持っているとのことでした。織りの世界は奥深く、「40年やっていてもまだまだ新しい発見がある」そうです。糸、色、模様など自分の気に入ったものを織るのに、機に糸を掛ける前に何回か試作してみるそうです。言われてみると、確かに糸の種類でテキスタイルの肌触りや風合いが全然違います。もちろん、色が違えばまた味わいが違います。見ていると、自分もどんどん織りをしてみたくなります。説明を受けながら展覧会を回っていると、夢がどんどん膨らみます。これもいいなぁ、あれもいいなぁ。クッションカバーも作りたいし、ラグも欲しい。

インゲさんの作品

品には小さなタグが付けられていて、「織った人、織りのテクニック名、縦糸・横糸」が記載されていました。私が一番気に入った織り手さんはインゲさん。寡黙なおばあさんですが、いろいろ話を聞くと、紡ぎもやるそうです。旦那さんのスヴェンさんが趣味の木工細工を活かして、糸車を作ってくれたそうです。

シーツを使った裂き織り

 

 

植物染めのピクニック・ブランケット

糸に植物染めの余った毛糸をいろいろ使って織ったブランケットもありました。私の手染めの毛糸も使ってみたい、と聞いてみると「いいんじゃない」と簡単な答え。でも、私の手紡ぎでは、途中で糸が切れてしまう可能性があります。織り機に張った縦糸は、いつもピンとしていて、切れては困るのです。「横糸なら切れても大丈夫よ」。なるほど。これで決まりです。秋になったら、縦糸に丈夫な麻糸を使って、私の手紡ぎ・手染めの毛糸でクッションカバー作りです。

て、我が羊毛愛好会からはフィルト組の有志が「海」というテーマで作品を持ち寄りました。タコあり、かもめあり。マーメイドがいて、ヒトデがニコニコ。手紡ぎの海藻がニョロニョロ。どれも作図なしに自分のアイデアと勘で作ったものばかり。フィルトで作ると立体的な造形になるので、同じ羊毛でも編み物や織物とはまったく趣が異なります。作り手さんの創造性に驚かされるばかりです。「絵は下手なのよー。フィルトだとできちゃうのよね」と責任者のロッテさんは笑っています。それ以外にも様々なフィルとの作品が会場のガラス張りのセクションに並びました。

私は実演担当

は木曜日と土曜日の2回、この会場で紡ぎの実演をしました。会場を訪れる人のほとんどが、編み物や紡ぎをやっているので、自然と会話が弾みます。3時間の当番でしたが、あっという間に時間がすぎました。

月会っている羊毛愛好会のメンバーでしたが、この展覧会を通じて、より仲間意識が深まりました。土曜日の終了時にみんなとハグをしてお別れしたときには、私も一員として認められたような気がしました。「さようなら、よい夏を!また秋にね!」

んなこんなで、織物とフィルト、紡ぎばかりに夢中になっていて、パッチワークのことはほとんど忘れていました。「どこかで境界線を敷かないと大変なことになるから、私は織りだけ」と言っている人がいましたが、本当にそうです。私はパッチワークには全く感心がなくて、安心です。

ところで、たまたま美術館で知合いの男性に出会いました。何をしているのかと思いきや、美術館の役員をやっているのだそうです。「へぇ、偉いんですね」と言うと、「いやぁ、ボランティアだよ。近所に住んでいて町会の役員もやっているから。役員って言ったって、草むしりとか戸締りとか、そんなことやってるんだよ」と笑っていました。そうなんだ。ペダスカー村にもいろんな役員を兼任しているおじいさんがいるけれど、あれもボランティアなんだわ。

これまたインゲさんの作品

んだん私の生活も、島色に染まりつつある初夏です。

 

 

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